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静電気ノイズサプレッション
ノイズ
【開発の意図】 ノイズの混入を抑制し、生体情報モニタのアラームの信頼性を向上。
電極
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Solution/Proposal-1
電極:Black Sensor
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Solution/Proposal-2
シート:Shield Sheet
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Solution/Proposal-3
シート:Shield Snap
開発
開発の概要
本開発はICU, CCU, 一般病棟など病院内での医療事故にもつながる「誤アラーム」への対応として取り組まれました。
生体情報モニタにとって最も重要な機能は、患者の信号を解析し、異常が検知された際にはそれを医師、看護師など医療従事者に通知する「アラーム機能」です。ただ生体信号、特に心電図は微弱かつ皮膚インピーダンスが高いことでノイズが混入しやすい状態にあり、それにより波形が乱れ、異常と認識してアラームを発出してしまう、いわゆる「誤アラーム」が常態化しています。アラームが鳴って駆けつけると実は誤アラームであったとの事でアラームの信頼性に懐疑的になり、アラームを軽視した結果、真の緊急アラームを見落としてしまう「オオカミ少年」問題が喫緊の解決すべき重要な課題となっていました。
本開発により「誤アラーム」の原因となっている心電図モニタリング時のノイズ混入を大幅に抑制することが可能となり、長年課題となっていた生体情報モニタによる患者モニタリング時のアラーム信頼性を向上させうるものと考えています。
2ch同時計測による比較(帯電プラスチックを近づける)
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2ch同時計測による比較(腕を振って歩行)
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着衣
2ch同時計測による比較(着衣の揺れ)
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末尾